2009年8月23日日曜日

WAP2009 あずま 桐生駅



桐生にある会場は1ヶ所。
駅から数分歩いたところにある街角の古くて小さなビルの1~3階。
ここまでも十分に面白かったんだけど、まさか桐生でこんなパフォーマンスをしているとは思わなかった。

Eily k Jammy という女性二人組のユニットがパフォーマンスをしていたんだ。




 


会場のドアの前に立ってまず驚いた。

白とピンクのストライプで装飾された明るい室内に、
2体のマネキンがいる…
と、思ったらそれが突然動き出して、ドアを開けてくれる!
それが Eily k Jammy の二人だった。

まずビジュアルが強いインパクトを持っている。
ピンクと白のストライプのドレス、顔の上半分まで隠す大きな帽子、
長い手袋…
そして、彼女達は声を発しない。こちらの言葉は解するけど
彼女達は仕草のみをコミュニケーションの手段にしている。
まるで、かわいらしい人形が動いているようだ。

「写真を撮りますか」と聞いてくれたので、参加してみたよ。



2階に上がるように促され、そこで肖像写真を撮る手続きをする。
双子の機械人形のように、動きがリンクしている。
二人の意思疎通も、声は使わず、アイコンタクトと仕草のみ。
それが、室内にある「現実感」を少しずつ薄めていくんだ。
書類にサインして、衣装を着せてもらって…


そして3階のスタジオへ。
すその長いドレス(?)と背の高い帽子で、一足動くのも一苦労…


身振り手振りを交えて、ポーズを指示してくれる。
西日が差し込んでスタジオ内は眩しい。
桐生の街角で、まさかこんな撮影が行われているなんて
そして道行く人のほとんどが、日曜日午後の日常世界にに
どっぷりと浸かっていて、ここで何が行われているのかに
気づいていないなんて、とても不思議な感じがした。


撮影が終わり、衣装を脱いで返すと、
「ありがとう、またどこかでお会いしましょう」
というメッセージを書いたボードを出してくれる。
そして二人が出口まで見送ってくれた。

まるで時計を持った兎に導かれて、御伽噺の世界に潜りこんだ様な体験だった。
WAPに来た甲斐があったな。


 
パフォーマンスを告知するフライヤー
30日に浅草橋でもあるようだ。行ってみようかな。



WAP2009 AZUMA のパンフレット(表紙)
秋~冬の会期も楽しみだ。
 
 

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