2010年2月11日木曜日

LOB TOKYO ART TALK


LIFE ON BOARD TOKYO 09-10 トークベント
水辺をひらく アートでひらく」というイベントに7日の午後、行ってきた。

海っぺりについては、公共が親水空間の整備計画をいくつかつくっているけど、まだまだ賑わいは少なくて、こうした気分の良い遊歩道も歩いているのは近所の人ばかり。
(これはこれで、静かでいいんだけどね)

東京都港湾局
運河ルネッサンスの取り組み

東京都都市整備局
品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン


今回の場所はTYハーバー WATERLINE

東京で(たぶん)唯一の水に浮かんでいるレストランだ。
いろいろなアートイベントに行くけど、これだけ気の利いた会場は初めて。

近所とうことに加え、気になっていたBOAT PEOPLE Association(BPA)が
主催ということで、楽しみにしていたんだ。




まず、東京アートポイント計画(水辺空間担当)の渡邊さんが、
世界各地の水辺を使ったアートプロジェクトの事例紹介をした。

その後、BPAの活動紹介がある。Ustream http://ustre.am/:iZ6a

 
地ビールをいただきながら、ゆったりと聞く(^^)
水の上に浮かんでいるので、かすかに揺れれているのが心地いい。
水面から反射して入ってくる午後の光もいい。
この店は、日ごろは夕方からバーとして営業しているので
午後の早い時間に入れるのは珍しいことだ。


この後、3人のアーティストがプレゼンテーションをした。

小沢剛は、橋脚に詩を書くアイディアを提案した。
汐の満ち引きによって、コトバが現れてくる。
1945年(昭和20年)3月10日の東京大空襲の鎮魂のものだ。
 
 Ustream http://ustre.am/:iZk1
 Ustream http://ustre.am/:iZmr

宇治野宗輝は、不要になった箪笥を筏に作り変えていくという提案。
これもユニーク

 Ustream http://ustre.am/:iZqS

SHIMURABROSは、隅田川の広い川面にレーザーでスリットを作り
その間から、過去、現在、未来の、それぞれあったかも知れない
イメージを投影するという提案で、かなり興味を覚えた。
ただ、内容はよかったんだけど、小沢さんと宇治野さんに比べると
プレゼンテーション(トーク)は地味で面白味に欠けたのがちょっと残念。

 Ustream http://ustre.am/:iZAe

登壇者勢ぞろい

プレゼン後に、司会が質問を求めたけど会場からは特に反応がない。
面白い話を聞いて何もないの?
なら、感想を言わせてもらおうとマイクを借りた。

親水というけれど、実際には水利権など既得権益が絡まりあって
変えたくない人も多いのが実際だ。
それで、せっかくの空間が活かされていないことになる。
それを変えるには、多くの人が作ってみたいイメージを持って
議論に参加することだ。

それは実は簡単なことで、楽しさを実感してもらえば良い。
水の上でプレゼンを聞くだけで、これだけ楽しいのだから
舟に乗ってみる、水に触れてみる、場合によっては泳いでみる
という体験の機会を増やすことで活性化につながっていく。
楽しいことって大事だと思う。






帰り道、港南の特徴の運河の交差点を見ながら歩く。
 

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