2010年2月5日金曜日

拓大工学部の卒・修展


スパイラルホールで、拓殖大学工学部工業デザイン学科・大学院の
卒業・修了展があった。たまたま通りかかったときに気付いたものだ。

拓大にデザイン学科があるなんて知らなかった。

 

展示は、コミュニケーション、感性情報デザイン、プロダクト、
生活デザイン、デザインシステムという5つのテーマに分かれていた。
なかなか面白そうな研究をしていると感じる。

  


村上龍の『13歳のハローワーク』を下敷きにした作品。
これはよくできている。


会場にいて気付いたのは、パネル展示は読まない、ということ。

表題には興味を覚えるものの、図はともかく、本文までは
立ち止まって読もうって気が起こらない。

じっと見るのは形のある作品や絵・映像になるな。

 

入口近くには、資料を綴ったファイルが置かれているけれど
これもぱらぱらとめくってみるまで。
資料を読ませるには、ベンチかソファが必要だなと思った。

 

最終日の終了間際という時間で、会場内にいる人はほとんどが関係者。
そのせいもあるだろうけど「この展示は、誰に何を見せたいのか?」
という疑問が、失礼ながら出てきてしまった。

いくつかある面白さを生かさず、読みづらいパネルばかりがたくさん
あって、なんだか内輪受けのためのよう。
これなら新宿駅西口広場や茗渓会館で十分じゃないか?
せっかく青山まで出てきてやるんだから、見せ方をスパイラルと
相談すればいいのに...って、これは余計なお世話ですね。

Insideout/Tokyo projectの展示の反面教師にさせてもらおう。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿