2010年2月13日土曜日

唎酒!


銀座の白鶴で唎酒の機会があるというすてきなお誘いをいただいて
12日の勤務後にいそいそと後に付いていった。


開始時刻から遅れていったので、会場はすでに満員。
男女半々くらいかな。
聞いてみると、いつもは女性のお客さんの方が多いそうだ。へぇ!


お猪口と抓みの入った籠をいただいて、いざ唎酒スタート(^^)/
天ぷらや煮染めが酒に合うんだ...

いろいろなお酒を試しながら、会場にいる他のお客ともおしゃべりする。
考えてみれば、ここにいる人はみんなお酒好きの酔っ払い。
そりゃあ気が合うわけだ。


白鶴ご自慢のお酒が並ぶ。ぼくは翔雲が気に入った。

そのほかにも、ワインをブレンドした発泡性のお酒「さざめき」や、
アメリカに輸出していたものを日本国内にも投入したという「さゆり」など
バリエーションも豊富なことを知った。

さすがお酒に詳しい人がいて、いろいろと興味深い話を聞けた。
各酒造メーカは、自分の水を使うため、工場はほとんど1つだけで
白鶴も灘の生一本を名乗るために、灘に工場があるという。

飯米と酒米との違いも知った。
飯米よりも大きく、なかに心白のある酒造好適米が、酒米。
これを削ってお酒にする。安いお酒で30%程度削り、これが
高いお酒になると50%以上削って使うという。
ちなみに飯米には心白はほとんど無く、また旨味は米粒の外側に
あるので、精米の割合は9~10%程度になる。

お酒を造るときに飯米を使うこともあるし、お酒の目的に合わせて
いろいろなお米をブレンドしている。

酒米も食べることができるけど、もともといい酒米は、
飯米よりも高いそうだ。仮に売り出したとしても、魚沼産の
コシヒカリより高い値付けもできず、割に合わない。
ふむ。奥が深い。

メーカの人の顔を見たり、味の違いの理由を知ると、
日本酒にも興味が出てくるもの。
知ることで、より美味しくいただけるんだから
こういう唎酒に女性客が多いのも頷けるな。
  

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