2009年9月13日日曜日

品川で「鉄道回廊」を見る


『真島満秀写真展 「鉄道回廊」 一期一会を求めて』を
品川のキャノンギャラリーSに見に行ってきました。

地元の駅にも写真展があるってことだけでも嬉しい。

メインの展覧会の前に、キャノンの超望遠レンズを触らせてもらい、それからオープンギャラリーで、キャノンフォトクラブ神奈川の写真展「それぞれの視点」を見た。

とくに刺激は無いけれど、優しい気持ちにさせてくれるね。



そして、「鉄道回廊」へ。



この展覧会で真島満秀さんの名前を初めて知ったのですが、
大判の写真の中には、躍動感、生命感、物語が感じられて
思わず旅に出たくなるくらい。

0系新幹線をクールに写しているのもいい。
丸顔をキュートに捉えるだけのステレオタイプではツマラナイ。



「もし、列車がたくさんの人を乗せていくものでなかったら、
 そして、もしそれが季節の中を走るものでなかったなら、
 わたしは鉄道を撮らなかっただろう。
 鉄道は、多くの人のそれぞれの想いを乗せて
 季節の回廊を行くから魅力が尽きないのだ。
 捉えそこねた風景には、再び出遭うことが無い。
 ならばせめて季節の思い出としてそこに置いて行こう。
 私はいつの間にか旅人になっていた。」

会場にあった真島さんの言葉だ。
これが作品の質を左右するわけではないけれど、
どんな思いで作品を作っているのが分かってよかった。


プロとアマチュアの違いも強く感じた。
①作る絵をイメージすること、②素材を得るための努力
(チャンスを求めて出かけ、その時が来るまでがんばる)、
③技術力
の違いが明確にある。
とくにイメージする力が違うのかな。
真島さんは対象物を自らのものにしている。
アマチュアの作品は対象物の力を借りている感じだ。

それはさておき、この写真家の作品を見て「撮り鉄」になった人は、
きっと1万人はいるでしょう。

 

う~ん、刺激された。これは見る価値アリ!です。 
 

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