黒川紀章の代表作の一つで、銀座にある「中銀カプセルタワービル」。
老朽化やアスベストの使用を理由に区分所有者達が取り壊しを決めてから
2年余りが経ちます。
先日、浜離宮にキバナコスモスを見に行った帰り道で、はじめて
まじまじと観察しました。
これは戦後の実験的な集合住宅の建築として世界で知られます。
当時の建築運動「メタボリズム(代謝)」を具現化した先鋭的な物件と
言われています。
1972年の完成で、ぼくとほぼ同い年の個性的なビルなので
このまま残るといいなあと、ロマンチックな思いを持ってしまいます。
だけど所有者にとっては物件所有は現実問題。使用収益できなければ
保有コストの支払いだけが続いてしまいます。
保存を求める意見もあるようですが、今後どうなるのでしょうか。
中銀カプセルタワービルの奥には、住友不動産の新築ビルが建ちました。
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