2009年12月8日火曜日
墨東まち見世2009
日曜日の午後に、曳舟の街を歩いてきた。
初めての場所はそれだけでも興味深いけど、
ここは路地が縦横に通っていて道に迷いやすくて、
歩くのに楽しいところだ(^^)
下町でアート展をやるというのが興味深い。
森司さんが、これは必ず見ろと行ったわけも理解できた。
とくに気に入ったのは、Small window
小窓の中には、このボロ屋(失礼!)を都庁に持って行ったり
東京スカイツリーに乗せてみたりした映像が流れている。
半蔵門線が通って以降、向島の辺りは大きく変わってきて
なんだか西の価値観で攻められてる。
東(墨東)には東の魅力、土地の力があって、決して西には負けてない。
私たちはそれを示すためにこの作品を作った!とティトスさんは説明してくれた。
それと昼間、ティトスさんが留守の時は、隣の婆ちゃんが作品の解説を
してくれるそうだ。
映像を見たり、ティトスさんと話している間にも、何人もが
路地を通り抜けていくし、作品と作家が地域にしっかり根ざしてる感じがする。
見てきれいだと思ったのはコレ。
鳩の街チャレンジスポット!鈴木荘にあった北川貴好さんの作品。
町の人から電球を譲ってもらって作ったという。
鈴木荘の2階でもビデオ作品が展示されている。
こういうアパートがいまでもあるんだ!という驚きもある。
まち見世ロビーの前にある三宅航太郎さんの作品。
食事のおみくじ=「おしょくじ」を引くと、曳舟の飲食店が紹介した
「くじ」がもらえる。
そこには、おみくじのフォーマットに倣った店舗案内が書かれている。
これ、気が利いてるな(^^)
まち見世ロビーには劇作家の岸井大輔さんが100日間住み着いて、
日々まちの人達の「悩み」を聞いては即断(独断)即決で解決するという
パフォーマンスを続けてきて、ぼくが訪ねたのはちょうど最後の頃だった。
「下町は通いじゃダメだね。住まないと中には入れない」と言っていた。
「アートイベントは一過性とよく言われるけど、これからは違う。
岸井の例があるだろ!」とできる、とも言っていた。
地域に溶け込み、一過性にならないようにする。
これは心に留めておこう。
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