2009年7月6日月曜日

箱根トレイルラン、そして横浜


月末の富士登山が近づいてきた。
5月上旬に両神山の登山へ連れて行ってもらい
(Sさん、登山隊の皆さんどうもありがとう!)
山の楽しみを知り、その後はランニングをしてきたんだ。
しかし。
富士山に行く前に、もう一度山道を踏んでみたほうがいい。
26日にそんなアドバイスをもらったので、箱根までトレイルランニング
(略してトレラン)に行ってきた。


初めてのトレランなので、短いコースを選んだ。
桃源台から外周山周回歩道を通って関所跡入口までの約11.5kmだ。
(桃源台~湖尻峠~三国山~山伏峠~海平~箱根峠~芦ノ湖)

箱根湯本まで小田急線に乗っていった。駅についてみると
登山鉄道・ロープウェイは、アジサイ見物の人たちで、ものすごく
混んでいた。
  
鉄道はやめて、登山バスで桃源台まで来た。片道約45分、1020円。
桃源台では、楽しみにしていた人気No.1のカレーパンが、目の前の
人で売り切れに(涙)

まあ腹に入れないほうがいいか、と思い直し12時22分スタート。

 湖尻水門の近く

桃源台から外周山周回歩道入口まではなだらかな道。
まずは歩いていく。気温は低めで、動くには心地いい。

歩道入口からはいきなりの登り。体も温まりきってなくきつい。
ご夫婦のハイカーとすれ違った。梅雨時のせいか、人の気配は無い。

 

登り切ってから、三国山を目指していく。
徐々に山道に慣れてきたので、走り始める。

山道だからアップダウンがあるんだけど、登りは基本的に歩き。
下りと平らな場所を走る。でも、ロードランとは感覚が違う。

 

足元に感じる「土」の感触。雨の季節で湿った感じが強くする。
アスファルトを走る時に感じられないグリップ感だ。

 

木々が鬱蒼と茂っていて曇り空だから、森の間は暗い。
サングラスを掛けたり頭にずらせたりしながら走る。
所々で花が咲いていて面白い。約1時間で三国山到着。

 

その約40分後に山伏峠。ここに来る途中でおば(あ)ちゃん達の
登山隊とすれ違った。「あらぁ、走ってるの!」と感心される。

 
約2時間かかって、開けて気持ちのいいところに出る。
横を見ると見覚えのある芦ノ湖スカイライン。
走っている間、左側からウグイスの声、右側からはバイクの
エグゾーストノートが聞こえてくる。不思議な感じだ。

晴れていれば、駒ケ岳、神山、そして芦ノ湖が見えるんだけど。


山伏峠のレストハウス近くのパノラマ

ここから「ほんとに道なのか?」という藪をこいで進んでいく。
地面が良く見えないところを走るのは結構スリリング。


ドライブウェイのすぐ横に、トレランの道があるなんてね。


江戸時代の姿を残す杉並木と石を敷いた箱根旧街道。
ここの下りはおっかない。石がすべりやすいんだ。

  

 
途中で国道1号と交わる。芦ノ湖はもうすぐだ。

15時7分に芦ノ湖畔に到着。3時間目安だったので、まあまあのタイム。


ここから芦ノ湖西岸歩道(約11km)を走って桃源台まで戻ると
いいトレーニングになるんだけど…、ちょっと足が疲れたのと
夕方に横浜に行く予定があったため、ランはここまでにした。

そうだ。走るときには帽子が必要だと良くわかった。
走り終わって、頭に載せていたサングラスを取った拍子に
ふと手を見ると、モゾモゾ動く小さいものが…うげっ
」じゃないか!慌てて手を払う。
頭に吸い付かれなくてよかった。


湖畔には箱根駅伝を記念する碑やミュージアムがあるんだね。
初めて知った。


気温は低くて、車で来た観光客の人たちが「寒いね~」なんて
話している。汗をかいているのはぼくだけだ。
クールダウンがてら駒形神社まで歩いていった。
途中でアジサイを見かける。

 

 

 

 箱根はいまがアジサイの見頃だ。



その後、急行の登山バスにのって箱根湯元まで行く。片道930円。
すごく混雑していたんだけど、そのおかげでバスの先頭に立つことができた。
箱根新道を下っていく景色が面白い。




箱根湯本の町でバスを下りて、土産屋に寄ることにした。
観光客でごった返すなか、埃っぽい格好で歩くのはちょっと恥ずかしい。
温泉に浸かってくればよかったかな。
鈴廣を覗いて蒲鉾を買って
(いくつか試食も… うまい)
隣の店では梅干を一口もらい
(走った後で、すごく美味しい!)
温泉饅頭を食べて、小田急に乗った。

次回のコースは、箱根外輪山にしてみようかな。




小田原から横浜まで東海道線で約56分。
早くビールが呑みたいぜ!と改札を出ると
日曜の6:30p.m.、横浜はすごく賑わっている。
さっきまで山にいたから、都会の喧騒にびっくり。

横浜駅西口(北幸~南幸)は居酒屋激戦地で、呼び込みが多い。
その中で、声を掛けてきた『食彩四季 絆』の人と早速、交渉。
メニューを見せてもらうと、プレミアムモルツが650円。
「東京より高いじゃん!」
「では、最初のドリンクをサービスしますよ」
「う~ん、鳥の店に行こうと思ってたんだけど」
「ウチにもありますよ。美味しいんですよ」
「もう一声、無い?」
「じゃあ、ビールを半額にするってことでどうですか」
「えぇ、そんなにビールは飲まないし…」
「何を飲まれるんですか?」
「焼酎とか日本酒とかね」
「ん~、難しいですよぉ。でもすぐご案内できますよ」
「どうする、他にしようか?」
「じゃあ最初の一品もサービスしますよ!」
「いいね、もうちょっと交渉してみようか」
「わたし、この後、店長に土下座ですよ~」
「そう、じゃあ一緒に呑んでくれるのならいいかな」
「じゃあ、お店までご案内しますね!」

お店は通りから入ったところにあって、案内が無かったら
たぶん選ばないだろう。
店内はこぢんまりとした和風ダイニングといった感じで落ち着いている。
店員さんの愛想もいい。

散々走った後にも関らず、選ぶメニューはついつい、
いつものようにバランスを気にしてしまう。粗フォーだからか?
ざる豆腐、蒸し鶏のさっぱりサラダ、チーズおこげをアテに
まずビールで乾杯。う~ん、染み渡る…

酔って来たので、から揚げを追加。
二杯目は、どうしよう。
日本酒や焼酎のメニューが充実している。ワインはいまひとつ…
疲れた体には「トマト酢マンゴー」だな。
レッドアイのようなものを想像してたけど、出てきたのは金色のきれいなグラスで、甘くて呑み易いお酒だった。
お店のサービスが効いて、二人で4,128円。うむ。


2件目は『HUB』にした。

以前は「ビールのうまい中華料理屋」があったところだけど、この春
HUBになったと聞いた。HUBにはちょっと珍しく1階で道路に面している。
ここはキャッシュオンでさっと頼めるのがいいね。
周りを見ると若いお客さんが多い感じだ。

相方はハーパーのロック。ぼくはラムベースのお酒にした。
つまみはピザと、チョコレート…


呑みながら話すことは、仕事のこと、旅行のこと、恋愛のこと、気になる腕時計のこと、車のこと、共通の友人のこと...
これは、みんな似たようなものでしょう。


22時近くになり、お開きとした。
充実した日曜日だったな。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿