2009年7月13日月曜日

7月大歌舞伎の『天守物語』


歌舞伎座さよなら公演、七月大歌舞伎のうち、
『天守物語』を観てきた。

玉三郎をこの目で見たいと思ったんだ。

もっとも、チケットはあっという間に売り切れていたし
(そもそもお値段もちょっと高いしね)
手帳とにらめっこするとチャンスは限られているので
11日の土曜日の夜、一幕見席にチャレンジした。

 

国立西洋美術館を閉館時刻で出て、上野から日比谷線で
来たので、開演の約50分前に歌舞伎座に着いた。
そうしたら、もう行列になっていて、案内係の人からは
「お立ち見になります」と言われた。
2時間近くの立ち見はちょっと辛いけど、でもここまで
来たから並ぶことにした

そうしたら、幸いなことに後列左端近くに空席があって
座ってみることができた。

ちなみに、案内係の人に聞いてみたら、土日の幕見は人気が
高くて、販売時刻の2時間前頃!から並ぶ人もいる(その頃に
来い)と言っていました。
平日なら開演間近にでも入場はできます。でも座るのなら
1時間前頃になら大丈夫でしょう、とも言ってました。

 

『天守物語』は泉鏡花の記した物語を、玉三郎が演出した
ものです。
幻想的なストーリーを、自由な演出で劇に仕立てていくので
楽しく上質なエンターテイメントになっていました。
やはり玉三郎の動き、しぐさ、言葉はいいねぇ…
あと、朱の盤坊役の獅童も、元気があって舞台で栄えていた。


久しぶりの観劇なので、イヤホンガイドを借りた。
舞台の進行に合わせたタイムリーな解説で、理解が深まる反面片耳にイヤホンを入れるので、音の聞こえ方が左右で変わってしまい、それが気になった。
事前にすこし勉強して、イヤホンガイドなしで観劇するほうがぼくには合っているかな、と思った。



『海神別荘』にはいつ行くかな。

 

それにしても、海老蔵と獅童って7月は3本も出演している。
よく体力がもつよな~
一流の役者は体力も怪物級なんだろうけど、いったいどういう
稽古しているんだろう。
 

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