2009年11月8日日曜日

望月勇さんのヨガ


友達に勧められて、日曜日の午前に、望月勇さんのヨガレッスンを受けた。

望月さんはロンドン在住の気功家で、その人が久しぶりに日本に来て、
直接にレッスンすると聞いたので、せっかくの機会だしと思って行ってみた。
今回の会場は三田で、自転車で行ける近所なのもいい(^^)


ヨガそのものは、自分の体と向かい合う作業なので、素直に楽しめる。
心地良い。
呼吸と動作を合わせる難しさを感じたり、筋が少しずつ伸びていくにつれて
変化する痛みの感覚を味わったり、左右で体の動かしやすさが違ったり、
日常生活では気付かない自分の体の特徴・癖を感じるので、かなり楽しい。


レッスンの後半では、気の交換をした。
これが違和感たっぷりで、びっくりした。

手や足を使って、他の人と気を交換するんだけど...
コレなんなんでしょうね?

気? そんなのウソやん、勘違いちゃうの? というのが一般的な世間の
反応なんだろうね。

でも、どうも、ゼッタイになにかある感じがするのよ。

手指に感じるモワモワというか、空気の密度の変化とか、温感の変化とか
まあ、弱い刺激ながら、でも勘違いとは言えない何かが感じられるんだ。

しかも、受講者同士で手をかざしたりして気のやりとりをするんだけど、
相手によって感じるモノが違うのよ。
ふわふわだったり、むにゅむにゅだったり、むっちりだったり、
ごつごつだったり。なんなんでしょうね。

激しい動きをしていないのに、汗がどんどん出てくるし。

さらに、望月さんから気を受けると、踊り出したり、うわぁ~~~と
大声を出したりする人も出てくる。
たぶん、望月さんの気をきっかけに、素の自分をさらけ出しているんだろう。

これまでに舞踏やドラムパーティなんかで、人には固有のリズムがあって
それが表に出てくると、(本人は陶酔して気付かないけど)かなり変に見える
というのを知っていたので、ここでも驚くことはなかったけど、初めてヨガの
レッスンを受けて、この現場に遭遇した人は、こりゃヤバイとこに来ちゃった、
って思うくらいに面食らうんじゃないかな。

ぼくは踊り出すことも叫ぶこともなく、なにかもやもやを感じる程度だったけど。
それはもしかしたら、ぼくの心が硬くなっているからなのかも知れないな。


ヨガでは、ポーズを取るときに感じる痛みを重視している。
それは体の発する痛みに意識を集中させると、その痛みで雑念が消えて、
他の余計なことを考えなくなるから。
だから、体が柔らかい人よりも、すぐに痛みを感じる固い人の方が、
より効果を得やすいそうだ。ううむ。

そしてポーズを取ることで交感神経が刺激されて、その次にする
シャバーサナによって副交感神経を活性化させるので、それが
リラックスにつながるという。緊張と弛緩のバランスというか
むしろシャバーサナをするために他のポーズをするんだって。


望月さんは難しいことはなんにも言わず、ただ、ヨガの目的は
深いリラックスを得ること」だと話していた。

そして、日常生活では、緊張する場面ばかりで、弛緩することはなく、
本当のリラックスを得るにはヨガ(のような技術)を使う必要がある、
とも言っていた。この考えはなんとなく共感できる。

ヨガを続けることで、体の免疫力も高まり、病気にかかりにくくなるし
ストレスマネジメントもできるようになる。
そうなれば周囲との関係性も変わってくる、と続けて話してくれた。

うむ、お金もかからず、自分のペースでできて、ヨガっていいね(^^)/
と改めて思った。これは続けてみよう。


レッスン後には丁寧に質問に答えてくれる。


友人から薦められた本。
コレ読んだら、次は五木寛之との対談集「気の発見」も読んでみるかな...
  

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