2009年11月15日日曜日

橋の塗り替えに思う


新港南橋の塗り替え工事が終わったようだ。


工事中はこんな案内もあった。


先日、近所の友人と話ながらこの橋を渡ったんだけど
その時改めて思った。
港南や芝浦の住民は、橋がないと生活できないって

事業仕訳じゃないけれど、建設投資はどんどんと減っている。
無駄な公共工事はいらないけれど、でも、過去に作ったものは
たくさんあって、その維持管理は必要だ。
この不況で財源はますます乏しくなっているし、どうなるんだろう。

以前、国土交通省は「2030年ごろには必要な維持管理費と更新費のうち、
半分の予算しか確保できなくなる」という試算結果を発表したけど、
昨今の不況で建設関係の予算確保はさらに厳しくなってくるはず。

専門家の中には、社会資本が荒廃する危険を指摘する人もいるけど
世論は公共事業を批判する姿勢は変わらなさそうだ。

でも都市部の社会インフラはネットワークされているから、
去年の首都高の火災崩落事故じゃないけど、一箇所が壊れるだけで
全体に大きな悪影響
が出てしまう。

これからはインフラが使えないことの損失を試算する必要がある。
あわせて維持管理のコストも明らかにする。
それらの資料を基に、インフラのあり方を議論するべきだろう。

 

そして、どのインフラを「廃止」するか?

いずれは、そういった議論をしていくことになるんじゃないか。
 
その時、港南や芝浦はどうなるのかな?
住みやすく心地いい街になっていて、残す場所になっているか、
それとも、荒廃していて切り捨てられる場所になるか。
どうなんでしょうね。
 

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