新港南橋の塗り替え工事が終わったようだ。
工事中はこんな案内もあった。
先日、近所の友人と話ながらこの橋を渡ったんだけど
その時改めて思った。
港南や芝浦の住民は、橋がないと生活できないって。
事業仕訳じゃないけれど、建設投資はどんどんと減っている。
無駄な公共工事はいらないけれど、でも、過去に作ったものは
たくさんあって、その維持管理は必要だ。
この不況で財源はますます乏しくなっているし、どうなるんだろう。
以前、国土交通省は「2030年ごろには必要な維持管理費と更新費のうち、
半分の予算しか確保できなくなる」という試算結果を発表したけど、
昨今の不況で建設関係の予算確保はさらに厳しくなってくるはず。
専門家の中には、社会資本が荒廃する危険を指摘する人もいるけど
世論は公共事業を批判する姿勢は変わらなさそうだ。
でも都市部の社会インフラはネットワークされているから、
去年の首都高の火災崩落事故じゃないけど、
一箇所が壊れるだけで
全体に大きな悪影響が出てしまう。
これからはインフラが使えないことの損失を試算する必要がある。
あわせて維持管理のコストも明らかにする。
それらの資料を基に、インフラのあり方を議論するべきだろう。
そして、
どのインフラを「廃止」するか?いずれは、そういった議論をしていくことになるんじゃないか。
その時、港南や芝浦はどうなるのかな?
住みやすく心地いい街になっていて、残す場所になっているか、
それとも、荒廃していて切り捨てられる場所になるか。
どうなんでしょうね。
0 件のコメント:
コメントを投稿