2009年11月23日月曜日
60周年のユニクロ
と、こんなメールが先週金曜日に届いた。
早朝セールに並ぶと、朝ご飯代わりに、あんパンと牛乳を配るという。
コレ見て、早起きして並んでみようと思ったものの
金曜夜の深酒がたたり寝過ごして現場は見てない。ちょっと残念。
ファストリといったら、堂々たる大企業なのに、
並ぶ人のことに考えて、なにかをするなんてすごいね、
やるじゃないか、と思う。
でも、寒い日の来客に熱いお茶をいれるというホスピタリティとは
ちょっと違う、同列に受け取ってはいけないかなとも思ってしまう。
天の邪鬼だから?
なんかこう、王様からの施しのような印象、というと言い過ぎか...
ぼくもユニクロをよく使っていて、安くて高品質という商売の恩恵を
受けている。パートやアルバイトを正社員登用することでもニュースに
なった会社だし、気に入っているんだよ。
なんだけど、こう、あんパンと牛乳には、ちょっと違和感を覚える。
冷静に見つめると、貨幣価値や人件費の違う国でばんばん作って、
それを買い取って、そしてがんがん売りまくる商売で、ただ今成功中。
服が作られる外国の工場(製造現場)のことはよく分からない。
商品を多くの人にたくさん売ることがテーマ。その商品に「服」を選び
コストパフォーマンスに厳しい消費者に受け入れられたってだけで
服に愛があるわけでなく、そうした会社から早朝セールですよって
呼びかけられて、寒いでしょ、おなか減ったでしょ、あんパンどうぞって
言われてもなあ。
いい物を安く売ってくれれば、それでいいんだけど。
(食べ物を配るってのが、神経を使う作業だってコトも分かる。
それを大企業のユニクロがやったってことは、それはそれで
かなりすごいことだ。
社員さん達も早起きに加えての準備で大変だっただろうなとも思うんだ)
...あ、でも目の前に出されたら、たぶん美味しく食べちゃうと思うな。
あんパンは好物だし。
ぼくも、簡単に躍らされるごく普通の消費者なんだなあ(*^_^*)
22日夜、スペイン坂の上にあるお店は来客で大混雑だった。
やるなあ、ユニクロ!
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