2009年11月3日火曜日
住宅着工数に思うこと
国交省の建築着工統計によると、9月も依然冷え込んでる。
首都圏は総戸数が前年同月比42.1%減、中でもマンションが
78.7%減少。
こうした状況で、最近の大手住宅メーカーは「富裕層」を
ターゲットにするそうだ。そんな話を業界の人から聞いた。
ただ富裕層といっても、新興のお金持ちと、昔からのお金持ち
(古く落ち着いた住宅街で、ちょっと古いクラウンなんかに
乗ってる地味目のお家のイメージ...)
では攻め方が違うので、販促手法の開発に悩んでいるとか。
住宅展示場を作っても、狙いとするお金持ちは、そうそう
簡単には足を運んでくれないので。
デパートの外商と組んだらどう?と聞いたら、それは誰でも
思いつくようで、もう始めているらしく、昔からのお金持ちに
入り込むきっかけになるようだ。ふ~ん、なるほど。
港区の高層マンションに住んでいる方達にも、一定程度の
戸建志向があるんですよ、と言っていた。
そうなのかな?と思ったけど、それには感想を言わなかった。
まあ港区民の95%は集合住宅住まいだから、戸建もいいかな
なんて思う人もいるだろうけど。
港南のマンション群
大手メーカーが富裕層対象の高価格商品にシフトするのは、
お値打ち価格の住宅は、地場のパワービルダーが強いから。
そことの競合を避けたいんだね。
埼玉では、埼玉県民共済がもっとも強く、年間に1000戸以上も
売るそうだ。
共済なのに。
価格感とかは分からないけど、安さで売りまくるビルダーが
増えるのは、どうもあまり健全ではない感じがする。
大工の賃金は減り、安手の狭小住宅が増えるって構造でしょ?
それなら、中古住宅を腕のある大工に直してもらうほうが
満足感が高いような気がするけどな。
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