2009年6月15日月曜日

"Che" Guevara


“チェ・ゲバラ”の生涯をつづった映画
『CHE 28歳の革命』『39歳 別れの手紙』を
新文芸座で見てきた。二本立てはちょっと疲れる…
朝早い回なのに満席。人気あるんだな。


見終わったとき、とくに後編がヘビーで救いの無い映画だと思った。

キューバ革命のとき、これで彼らは世界をも変えられると
思ったのかもしれない。
そして、カストロに別れを告げ(この言葉は胸にぐっとくる)
ボリビアで再び革命を起こそうとしたが、そこでは外国人扱いされて
大衆の支持を得ることはなく、孤立したまま逮捕されて処刑される…
革命の熱気は過ぎ去って、もう武装闘争では世界を変えられないって
感じを受けた。

一晩たって、伝説的英雄であったゲバラという人の生き方そのものを
描こうとした映画なのかなと思うようになった。
それならば、前編と後編の対照も理解できる。

ゲバラの理想は「共産主義」とはまったく異なるものではないか?
だからいまも注目されるんだと思う。
「死をも恐れぬ勇者」「不屈の戦士」「純粋な革命家」「詩人」
ゲバラのもつ姿は多面的だ。

勇敢で、折れない心を持つ、持病にも負けないタフな男。
しかも、勤勉で働き者。金持ち願望は皆無である代わりに、
不正は許さない(若いゲリラ兵が、戦勝後に政府軍幹部のものだった
アメ車を乗り回していたのを諌め、信じられないことだと言った
シーンが印象的)。いつも献身的で率先垂範。信念がある。
そんな人だから、残された写真の表情に惹きつけられるのだろう。
ゲバラには、命をかけても貫きたい理想があった。
志を持つ崇高さ、その志は犠牲を強いること…
感じるものがある映画だった。
 

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