2009年6月25日木曜日

買い替えに有利なタイミング?


今朝の折り込み広告です。
より広い部屋への住み替えにいいタイミングといっています。
ほんと?



売値と買値の差が小さくなると言っているね。
確かにその通りと言えるけれど、でも、不動産は
個別性も大きいので、希望の物件にそのまま
当てはまるかは、分からないよ。

売り物件は増えてるかもしれないけれど
(そして今夏のボーナス後にはローン返済のために
さらに増えるかもしれないけど)、手持ちの物件が
希望の時期に売れるかどうかは分からない。



長谷工の調査では、持ち家の意向が強く出ているし
適正価格なら買い手があるかもしれない。
売りやすくするために積極的に仲介さんに頼んだり、
資料を整えておいたり、修繕すべき箇所をリスト
アップしておく、なんて売主の努力もあれば、
いつかは売れる。ただ相手があることなので
売買時期はずれることを想定しておかないとね。
チラシには、売買の成約件数も書くべきじゃないかな。


低金利が続くと言っているね。
確かに、これまでは金融緩和策が採られて低金利だった。
でも、今後も低金利のままという理由にはならないよ。



歳出増から国債発行は激増しているし、残高も莫大だ。
これが長期金利の上昇圧力になることは間違いない。
問題は、いつ頃に変わるのか、その時に、借り換えや
利率の変更などの手が打てるのかどうか、だろう。
ローンは便利な商品だけど、使いこなすには、借手の勉強が
不可欠だ。
このチラシの書きぶりはちょっと不誠実だよな~


税制優遇も、控除枠を全て使えるほどのローンが組める人は
実は限られている。


いまの住居に満足して家住できれば、それは幸せなことだけど
必要に応じて買い換えていくのも不動産との付き合い方なので
「拡大買い替え」は良くわかる。
だけど個人にとっては大変な取引なので、もうすこし親切な
書き方にしたほうがいいんじゃないかな、と思った。
 

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