2009年6月19日金曜日

株価とモノ作り

日経平均が1万円までもどってくると、それだけで凍りついた
心理もほんのわずかとはいえ緩んでくる。
景気が少しでもよくなれば、モノ作りの環境も少しはマシに
なるだろう。不況でモノが売れないと、モノ作りをする機会も
減ってしまう。



ここのところ株価は回復してきて、久しぶりに1万円を超えた。
もっとも、たちまち日経平均9,800円を割ってもみあっている。
今後も乱高下するのか、それとも、また下がるのか、それとも
上がっていくのか?

ぼくは日経225先物はやってないので、傾向を見るだけだけど
株価の動きが出てきたということは、兆しが出てきていると
言えるのかもしれない。6月の月例経済報告でも、景気の基調
判断から「悪化」の二文字が消え、政府は底入れ宣言をした。
(政府の宣言は思惑と調整の産物なのでアテにはならないが)
このままV字回復を期待する能天気な楽観論はさすがに見当た
らないけど、最悪期は脱したのという安堵が広がりつつある
ことはまちがいない。

世の中の景気とモノ作りとは、関連しないと考えたいのだが、
実は密接に絡み合っていて、社会の動きと軌を一にしている
ことが多い。そして、最近はよくない影響ばかりのような気が
する。まあ昨秋からの変化はこれまでに体験したこの無い、
激しいものだったし、人の心にも大きな爪あとを残したと
思うから仕方なんだろうけど。でも、まれにiPhoneのように
デザインが社会に強いインパクトを与えることもある。

株式市場は、昨日と今日という短いスパンでは何かを生み出す
ものではなく、単に価値が右から左に行っているだけというか
価値を表しているだけ。それは人間のなんらかの欲求や変化の
象徴のようなものだけど、それがモノ作りと深く結びついて
いるのであれば、あまり悪い影響を与えないように、またモノ
作りから社会にいい影響を与えられたら…なんて思ったりする。

取り留めない話になってしまったな。
 

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