2009年6月29日月曜日

港区のアートマネジメント講座(第2回)


今回は、東京都庭園美術館の見学会です。

朝香宮邸として1933年(昭和8年) に建てられた建物を、
そのまま美術館として公開したものです。キュレーターは
「建物が作品」と説明してくれました。








見学会は、まず3階で講義を受けました。
建物の由来、保存を意識した運営、建物の特徴をいかした
企画展を作っていること、さらにより展覧会を楽しみつつ
動員を増やすための方法としてドレスコード割引を作った
ことについて丁寧に説明をいただきました。

ドレスコード割引って、洒落てます。
次の展覧会で試してみたい。

その後、現在の展示を見学しました。エルミタージュ美術館収蔵の
『エカテリーナ2世の四大ディナーセット
 ~ヨーロッパ磁器に見る宮廷晩餐会展』です。

食器たちからは、宮廷生活っていうラグジュアリー感が
すんごく伝わってくる。
アールデコ様式の旧朝香宮邸が、質素に見えてくるんだもの。
こんな器を使うなんて、料理人は苦労しただろうなあ。

晩餐会は、文化的な成熟度をアピールする場でもあったらしく、
その場を構成するものが芸術と見なされていたようです。
テーブルセッティングや室内装飾、衣装までが最高級のものを
求められたとか。
それだけに、ディナーセットにこめられた思いはもう「政治的」
といっても良く、エカテリーナから贈られてびっくりした貴族や
騎士も多かったんだろうな、なんて思いました。

そして、庭園を散策して、この回は終了です。

 

 

 




お昼ごはんを「Cafe 茶洒 kanetanaka」でいただこうと
したのですが、気が付いたら待っている人が店の外まで
並んでいます。

次の予定があるので諦めました(涙)

午後は、第3回として三田キャンパスの見学です。
 

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