17日の昼頃に、美術家の川邊りえこさんの個展を、
銀座のポーラ・ミュージアム・アネックスで観てきた。
中央通りに面したポーラビルの3階にある。
天井が高く静かな空間で、まさにホワイトキューブという感じ。
「古代において文字は単なる記号ではなく、
選ばれた人だけがこれを使うことを許された秘儀でした。
“書く”という行為は大切なメッセージを発信する、
特別なふるまいだったのです。」
と挨拶にある。
神代文字が描かれた通路
大昔の人は、きっといろいろなことを考えたり願いを掛けたり
しながらこのあひる草文字を使ったんだろうな、なんて想像をする。
するとこの通路の文字がプリミティブでダイナミックな感じに
見えてくる。
気に入ったのはこの「言層」
「多くの古代文字は歴史上抹殺され、現代ではその存在も
否定されている。
石に刻まれ、紙に書かれ、古社の建築にかすかに残された
古代文字は時代の流れの中でいつしか埋没し、その姿をも
消してしまった。
文字と文字の重なりによる深い堆積を時間と共に形成される
地層になぞらえた作品」(解説文から)
神代の文字をモチーフにしたインスタレーションもある。
ここは贅沢で快適な空間だ。
これを味わうためだけに来てもいいかも。
ポーラの紹介記事
ポーラのリリース
産経ニュース(1月17日)美術家の川邊りえこさんが個展
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