2010年1月27日水曜日

桂才賀師匠のお話


先日、「刑務所通いはやめられねぇ」という演題で、
桂才賀師匠の講演を聴く機会があった。

才賀師匠は、法務省少年院面接委員で全国各地の少年院や
刑務所への慰問を、もう25年以上もしているという。

そもそも落語は、お説法がもとになっている。お坊さんのありがたい
お説法も、普通に話をしただけでは、みんな飽きて寝てしまう。
そこで考え出されたのが、落語。お説法を心に留めてもらえるように
面白くした。それが落語の始まりというわけ。という話から、
慰問を始めた話へと続いていく。



途中、才賀師匠は少年院の少年達が書いた川柳を紹介をする。メモしようかなと思ったら「メモはいません。あたしの本を買えばいい」

そして「皆さんが買った本の印税は、みんな犯罪被害者のために寄附されるようになっているんです。だから買ってください。」





演出装置のライト。伝えるための工夫も話してくれた。


講演の中で、さだまさしの「償い」をかけてくれる。
笑わせたり、泣かせたり...


今回の講演のポイントは、「怒る」と「叱る」の違いにあった。
感情に任せ攻撃する怒りでは、相手も攻撃的になるだけ。
相手を思い、愛情をもって誤りを正すの「叱る」ということ。
そして、ちゃんと叱ってみろ!というのが師匠のメッセージだ。

刑務所の慰問は、ギャラも交通費もないから、師匠にとっては
「道楽」だという。
自分の道を楽しんでいてカッコいいな。
こういうところも見習いたい。
なんて言ったら、あのね、ありゃ謙遜してるんで、
あたしゃほんとうは道をすばらしく極める「極道者」なんだ。
あんたなんかまだまだ。もっとお励みなさい、って叱られるかもね。



リクナビNEXTに興味深い記事があった。
 → プロ論。
 

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