2010年3月20日土曜日
源馬菜穂展
東京Wonderwallで展示中の作品解説があるというので昼休みに行ってきた。
都庁舎の議会棟と本庁舎を結ぶ空中廊下を作品展示の場所としているので、
もともと展示に適した場所とはいえないものの、人通りはそこそこあって、
その意味で作品を紹介するのに適っている場所ともいえる。
フライヤー
今回の展示は、柔らかな色使いで優しい感じの絵なので、どんな作家さんか
興味もあった。
すぐ近くといっても昼休みなので、話の全部は聞けないし、引っ切り無しに
「○○委員会が開会しますので、委員の方は第○委員会室にお集まりください」
「○○委員会はただいま終了いたしました(繰り返し)」
という放送がうるさく入るので、集中して聞けないのが残念だ。
その中で、人物から描いていくこと、人物は女性で、自画像ではないこと。
写真を見て体の動きだけを取り出したスケッチをして、それを基に
(そしてときどきはスケッチを見ないで)人物を描くこと。
画面に広がる風景は現実ではなく、見たいイメージを描いていること、
タイトルを重視していなくて、見る人のイメージを誘導しないように
最小限にしていること、といった話が興味深かった。
そうか、言葉を使ってイメージを作るわけではないんだね。
この日は、大島からフリージア娘が紬を着て大挙して押しかけてきたり
都民広場で八丈太鼓がドンドコ鳴っていたり、なんだか建物の外は
全体的に楽しげな雰囲気だった。
建物内は定例会真っ最中でピリピリしているだけに、イベントが多いと
ちょっと心が和むので助かったりする。
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