いま都庁第一本庁舎の一階で、地味~に展示している。
アジア大都市ネットワーク21(ANMC21)会員都市の子供たちの絵画展で
ことしで4回目。今回のテーマは「私の街の素敵な場所」。
ただの子供の絵ってだけなら、あまり面白くはないんだけど
近隣国の大都市に住む子供達の絵が並べられているのが
この展示のポイント。
これ(↑)は、各都市の概要を紹介しているパネルなんだけど
都市毎に面積や人口などずいぶんと違いがあることが分かる。
風景の違いを想像しながら、並んでいる子供達の絵を見ると
とたんに面白くなる。
ソウルの子の絵。
ソウルではまだ街中の皮で水遊びをするんだね。
子供が描く物だから、きっととても心に残った事柄を
題材にしているはず。
それを想像しながら、都市毎に見ていくと、題材や色使いなど
違いがはっきりしていて面白い。
残念なのは、ただ絵をイーゼルに載せて置いてあるだけなので、
ほとんどの人が関心を持たないこと。
ぼくがのぞき込んでいるのに気付いた何人かが絵にちらりと目をやって
「へぇ~」なんて言っている様子をみると、もう少し注目を集める
設えにしたら、もっとちゃんと見てもらえるようになるのになあと
残念な気持ちになった。
何が面白いのか、どこに注目してほしいのか、何を感じてもらいたいのか?
それを念頭に配置やキャプションを考えることが必要だ。
ただ置いておくだけではほとんど何も生み出すことはなくて、それは展示者の
自己満足で終わってしまうなと、自戒を込めてそう考えた。
0 件のコメント:
コメントを投稿