2010年3月9日火曜日

東京・あの日・あの時


都政記録写真をデジタルアーカイブしたということで
先週の火曜日から金曜日まで、その一部が展示されていた。



昭和20年代の、開いている勝鬨橋の写真や丸の内の煤煙調査の写真
(これ見ると、いまもボイラーの煤煙報告が必要な理由がよく分かる)
昭和30年代の東京タワーや浅草の光景、都電の走る様子など
東京の変遷がよく見えて、かなり興味深い。


展示を見ているお客さんも多くて、歴史を記した写真の魅力が分かる。


せっかくの展示だから、もう少し展示期間と会期を長くしたらいいのに。

あと、第一本庁舎でやっていた、アジアの子供達による絵画展と
展示内容を連携させたらいいのに、とも思う。
写真展の係りの人に聞いたら、絵画展のことをまったく知らなくて、
がっかりした。

写真展は、大都市東京の変遷をたどる縦糸の展示。
絵画展は、東京と世界の大都市の現代の姿を描く横糸の展示。

二つを組み合わせれば、見えてくるものが多くてとても面白い展示を
作れるはずだ。

いいものであっても、並べるだけでは、大したものは生み出さない。

せっかく展示するんだから、見せる意味を考えて展示を組み立てることで、
見に来てくれた人に価値を手渡すことができると思う。

何も都庁の事務方がムリに考えなくてもいい。
都立美術館、都立現代美術館、大江戸博物館、庭園美術館、江戸建物園、
多摩動物園、上野動物園、東京芸術劇場、東京都写真美術館...
人に見せることの専門家は都庁内に売るほどいるんだから、
そういう人にちょっと相談したらいいだけなんだけどな。

こんなところにも、縦割りの弊害があるんだな~
 

都政記録写真 デジタルアーカイブの利用について 
 

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