2009年2月20日金曜日
2008年全国マンション市場動向
不動産経済研究所から発表されました。
同社のホームページで公開されています。
2008年(1~12月)のマンション発売戸数は全国で9万8,037戸。
前年より3万5,633戸(26.7%)の減少で、10万戸の大台を割り込んだのは
1992年の7万5,173戸以来16年ぶりとのことだそうです。
景気が悪くなってきたのに、新価格、新々価格という値上を消費者が嫌って
購入を手控えたこと、それを受けてマンション分譲会社も在庫解消を優先し
新規供給を抑えたことが発売戸数が減少した理由でしょう。
マンション平均分譲価格は、全国平均で3,901万円。2007年の平均価格に
比べて88万円(2.3%)のアップ。用地費と建材費の高騰が原因でしょう。
2006年頃から仕入れた土地の価格上昇がとくに影響していると思います。
先日会った竹中工務店の監督さんも、マンション価格は土地です、と
言っていましたし。
首都圏の販売実績は次のとおり。
1位 三井不動産レジデンシャル 3,106戸
主な物件は、パークシティ武蔵小杉、パークコート赤坂 ザ タワー、
プライムアリーナ新百合ヶ丘、パークタワーグランスカイ、その他いろいろ…
2位 大京 2,071戸
主な物件は、N4.TOWER(中之島)、ザ・ライオンズ武蔵野
3位 野村不動産 1,956戸
主な物件は、プラウドタワー練馬、テラス大井町、武蔵野タワーズ
THE TOYOSU TOWER(三井・三菱・東建の4社共同開発)
4位 藤和不動産 1,946戸(三菱地所1,090戸と合わせると3,036戸)
主な物件は、BELISTAタワー春日部、 BELISTA溝の口
5位 住友不動産 1,648戸
主な物件は、シティタワー品川、WORLD CITY TOWERS
全国の販売実績では、大京が二年ぶりに首位に返り咲き。
大京、三井、穴吹、藤和、大和、野村、住友、コスモ、東急、東建という
順番になっています。
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