桐光会の打ち合わせ後に行ってきた。
中村正義といえば「顔」「舞妓」を連想するけれど、
今回の展示は山や水をテーマにした作品たちだった。
おお、こんな絵も描くんだと驚いた。
何度も来ているけれど、初めて知りましたよ。
とくに「太陽」「雪景色」「運河」が気に入ったな。
顔シリーズなどで、画壇では「正義は絵が描けなくなった」なんて
噂されていたそうだ。
それが、この山と水のシリーズで「すばらしい!」という評判になる。
昭和44年に銀座三越で開いた個展の様子を写した記録写真を見たけれど
確かに大盛況、ものすごい人数を集めていた。
絵一つで評価ががらりと変わることをおもしろがっていたという
正義の言葉が紹介されていたのが興味深い。
西日が強いので、このときはブラインドを下ろしていた。
館長さんの入れてくれたお茶とゼリーをいただきながら、
小一時間ほど寛がせていただいた。
ここはいつ来ても気分がいいところだ。
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